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マークス&スペンサーが実践するサステナビリティ

フェアトレード・持続可能な調達の実際


M&Sでは、フェアトレードや、持続可能な形での資源調達をプランAとして積極的に実施している。
フェアトレードについては、紅茶やコーヒーは、2007年から全てフェアトレード認証品を販売している。

写真左:カフェのコーヒーはソーサーにメッセージが/右:陳列されたコーヒーや紅茶にもマークがずらり

その他、フォーエバー・フィッシュとして、魚介類については、MSC認証品の購入とWWF、海洋保護協会との協働で持続可能な漁獲方法を実施、持続可能な魚介類の調達を100%としている。

さらに、木材加工製品におけるFSCなどの持続可能な森林認証品の購入は88%としている。ストラットフォードシティ・サステナブルストアを建設する際に、使用されている木材は、すべてFSCなどの持続可能な資源からの木材のみを使用した。

また、持続可能な材料だけを使用した「サステナブル・ソファ」も開発し、販売している。これは、ウェールズにあるM&Sのエコ・ファクトリーにて製造。シートのクッションとアームの部分は、ココナッツの実の繊維を活用、また、ソファのフレームに使用されている木材は全てFSC認証品で、背もたれの部分のクッションは、リサイクルプラスチックから作成したポリエステル繊維で製作されている。

チルド品のパッケージの説明書き 缶詰のMSCマーク サステナブルソファの「PLANABBEY」

「このクリスマスに保護施設を助けよう」キャンペーン

M&Sは、クリスマス前に「このクリスマスに保護施設を助けよう」キャンペーンを実施。これは、英国のホームレスとその子供達の為の保護施設をサポートするというチャリティ・キャンペーンである。

特にクリスマス前後でホームレスになった人達のヘルプラインのサポートとして、キャンペーンに該当するサンドイッチ、ミンスパイ、ラズベリー&クランベリージュースのそれぞれ1つ当たりの売り上げから5ペンス(約8.5円)が寄付される。このクリスマスでは、1万6000人の保護施設ヘルプラインの利用が予想されている。

M&Sでは、過去8年間、 保護施設・住宅・ホームレス・チャリティの専用サポーターとして、これまで2百万ポンド(約3,400万円)以上を保護施設ヘルプラインに寄付、年間300万人以上の人々を助けてきた。 M&Sに訪れる客は、ふつうのサンドイッチよりもキャンペーン用のサンドイッチを好んで購入している傾向があった。

写真左:売場でのキャンペーン告知