ユニクロが世界中の人たちと拡げる「PEACE FOR ALL」
ユニクロが2022年に始めたチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」。 国際的写真家集団「マグナム・フォト」も、ユニクロの想いに賛同した団体の一つだ。 2024年にはTシャツにデザインされた写真を展示 […]
2026年1月26日ユニクロが2022年に始めたチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」。
国際的写真家集団「マグナム・フォト」も、ユニクロの想いに賛同した団体の一つだ。
2024年にはTシャツにデザインされた写真を展示する、グローバル写真展が世界10都市で開催。
本記事では、東京に続き、平和への願いを世界に発信すべく広島で開催された様子をお伝えする。
「PEACE FOR ALL」は、「世界の平和を心から願い、アクションする」というユニクロの想いに賛同した著名人がボランティアで参加し、平和への願いをデザインしたTシャツを販売するプロジェクト。ユニクロを展開する株式会社ファーストリテイリングが利益の全額(1枚あたり販売金額20%相当)を、人道支援を行っている3団体(国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)、セーブ・ザ・チルドレン、プラン・インターナショナル)に均等に寄付し、その支援活動に充てられる(2025年7月31日現在、販売枚数8,266,204枚、寄付総額2,479,861,200円)。
そして2024年秋、新プロジェクトが始動した。PEACE FOR ALLとマグナム・フォトによるグローバル写真展「GLOBAL PHOTO EXHIBITION – PEACE FOR ALL」だ。「Tシャツを買って、着る」ことで、どこで、どのように役立てられ、どんな人々に力を与えることができたのか。マグナム・フォトが誇る3人の写真家が世界各地の寄付先へ赴き、困難な状況下でも力強く生きる人々の姿や、支援活動の瞬間を独自の視点で撮影。その作品から生まれたTシャツの販売と同時に、ユニクロ初のグローバル写真展が実現した。
広島会場で、株式会社ユニクロ グローバルマーケティング部 部長のシェルバ英子氏に話を伺った。


「これまで続けてきたPEACE OF ALLの寄付金が、現地の人々どのように実際に活かされているのか、彼らが今、どのような状態なのかを、皆さまに伝え切れていないのではと考え、今回、世界最高峰の写真家集団、現場でのドキュメントをイズムとするマグナム・フォトの力を借りて、私たちの活動に対する想いとリアルな支援活動を伝える写真展を開催しました」
撮影者は、クリスティーナ・デ・ミデル氏、オリヴィア・アーサー氏、リンドグシェ・ソベクワ氏の3人で、63点の作品が展示された。
「マグナム・フォト会長のクリスティーナさんが撮ったベトナムの子どもたちは、いわゆる人道支援の現場というより、子どもたち本来が持つ豊かな表情に満ちあふれ、鮮やかです。
オリヴィアさんはマグナム・フォトの前会長で、ウクライナから逃れた子どもたちをルーマニアで撮影。お手製の特設スタジオで子どもの想像力をうまく引き出した写真や、心のケアに活躍するセラピー犬とのやさしい写真も印象的です。
エチオピア難民キャンプ担当はリンドグシェさん。難民の日常を、ただ悲壮感を感じさせるのではなく、困難な状況下でも大切な家族とのつながりや生きる希望を持って日々を送る人たちの力を表現し、希望、夢、レジリエンスというメッセージを伝えています」
今回の写真展は、クリスティーナ・デ・ミデル氏とのやりとりから偶然生まれたとシェルバ氏は語る。
「クリスティーナさんは2023年、PEACE FOR ALLに参加されたのですが『とても良い取り組み。マグナムもユニクロが支援しているような援助が必要な現場に撮影に行くことも多いので、プロフェッショナルの私たちが現場に行き、写真を撮ろうか?』といってくれたのがきっかけです。私たちは服のチカラで、彼女たちは写真のチカラで、世界を変えていきたいという想いが互いに通じ合い、実現できたのです」



現在、世界では1億2,000万人以上の人たちが紛争や迫害によって故郷を追われ、戦火や抑圧から逃れる生活を余儀なくされているという(UNHCRプレスリリース2024年6月13日より)。ユニクロは2006年にUNHCRと共同で難民支援を始め、2011年グローバルパートナーシップを締結し、支援を続けている。
「当初は衣料支援から始めましたが、難民が1億人を突破するような世界の状況で、ユニクロだからこそできることはある、と考えました。その答えの一つがPEACE FOR ALLです。社長の柳井の強い思いもあり、売上金額の利益分全額を寄付するので、民間企業としてはそれなりの覚悟も必要でした。でもその覚悟が、協力者やお客さまにも伝わっているのだと思います」
最後に、ユニクロがなぜ平和を願うアクションに取り組むのかを聞いた。
「グローバル企業として、ある意味、責務です。服は、私たちの命に欠かせないものですし、平和で安全な社会がないと、私たちの存在も成り立たない。だからそういう社会をつくることに、企業として前向きに取り組むべきで、それがあってこそのビジネスです。だからこそ、続けていくことが最も大切であり、その考えはずっと変わっていませんし、これからも変わらないと思います」
一企業では解決できない問題もあるが、一企業だからこそできることもある。
服のチカラを、社会のチカラに。
ユニクロは「服のチカラ」で世界をより良い方向へ変えていくことができると信じ、これからも活動は進化を続けていく。
サステナビリティ「THE POWER OF CLOTHING 服のチカラを、社会にチカラに。」
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